RIAT 2008


Flying Legends Air Show 2008
「フライング・レジェンド」 その5



展示飛行を行なったムスタングを紹介します。

P-51D Mustang "Nooky Booky" (44-74427/F-AZSB)



↑362FS/ 357FG 所属の Maj Leonad "Kit"Carson 搭乗機

FS/ Fighter Squadron 戦闘中隊
FG/ Fighter Group 戦闘大隊


P-51D Mustang (44-73149/G-BTCD)
"Ferocious Frankie"



↑374FS/ 361FG 所属の Lt Wallace E. Hopkins 搭乗機

The Old Flying Machine Company 所有機

インベイジョン・ストライプ(胴体の白黒ストライプ塗装)
1944年6月のノルマンディ上陸作戦時に第8空軍の
戦闘機と第9空軍所属機が採用したマークの事。
当時は、主翼の上下両面と胴体に幅46cmの白帯を3本と
黒帯2本を記入した。しかし、この帯は非常に目立つため、
侵攻後直ぐに主翼上面と胴体上面は廃止され、主翼下面と
胴体下面のみとなり、1945年頃にはほとんど廃止された。


TF-51D Mustang "Miss Velma" (44-14561)



↑343FS/55FG 所属の Capt Frank E. Birtciel 搭乗機。

The Fighter Collection 所有機


P-51D Mustang "Old Crow" (44-73877/N167F)



↑363FS/ 357FG 所属の Capt Clarence "Bud"Anderson 搭乗機

米陸軍のムスタングが活躍を開始したのは1943年、
当時の米陸軍戦闘機の標準塗装は、上面がオリーブドラブ、
下面がニュートラルグレーであった。その後1943年末期から、
機首上面の反射よけ以外は、全面銀色(胴体や水平尾翼は
無塗装のまま、主翼は補助翼とフラップ以外は、
上下両面とも銀色塗装)という塗装が標準になった。

Scandinavian Historic Flight Ltd 所有機


P-51D Mustang "Miss Helen" (44-72216/G-BHDK)



↑487FS/ 352FG 所属の Capt Raymond H. Littge 搭乗機。

個人 (Robs Lamplough) 所有機


B-17 "Liberty Belle" Makes Trans-Atlantic
Journey to the UK !



↑護衛のムスタングを従えて B-17 が会場をパス!
当時の欧州戦線を彷彿とさせるシーンを再現。


B-17G-35-VE "Liberty Belle" (42-97849)



↑ボーイング B-17G ”リバティベル”

このB-17 は、米国リバティ財団が所有する機体で、
ジョージア州アトランタから約6500Km、
途中5ヶ所を経由して大西洋を横断、
ダクスフォードに到着しエアショーに参加した。




↑機首に描かれた "Liberty Belle" のノーズアート。
1776年7月4日の米国独立宣言に合わせて
鳴らされたのがこのリバティ・ベル(自由の鐘)です。


B-17G-85-VE "The Pink Lady" (44-8846)



↑ボーイング B-17G ”ピンクレディ”
Forteresse Toujours Association 所有、フランスから飛来。

B-17F 以降はブロックナンバーと
製造工場を示す記号がつけられる様になった。
BO/ ボーイング、DL/ ダグラス、VE/ ロッキード・ベガ工場

B-17G はドイツの敗戦により生産に終止符が打たれるまでに、
ボーイングで 4、035機、ダグラスで 2、395機、
ロッキード・ベガで 2、250機、合計 8、680機 も作られた。
B-17 シリーズの 総生産は 12、726機。




米国のリバティ・ベル、フランスのピンクレディと共に
英国のサリーBを含め、3機のB-17による編隊飛行を
計画していたが、ダクスフォード常駐の”サリーB”は、
エンジン整備中の為、残念ながら実現しなかった。


Douglas DC-3 (LN-WND)



↑ダグラス DC-3
ダコタ・ノルウェー財団が所有する機体。



↑ノルウェーで唯一飛行可能な DC-3 ダコタです。
巡航速度250kmで遊覧飛行を実施、座席は19席。


Team Guinot (Aero Super Batics)



↑ウイング・ウォーカーの「チーム・ギノー」
共嗚するレシプロ・サウンドも魅力ですね。



↑使用機種は Boeing PT-17 Kaydet



↑Guinot(ギノー)とは、フランスの
エステティック専用化粧品のブランド名。




↑フライング・レジェンド名物のウォーバーズ
異機種大編隊 "Balbo" が行なわれるため、
一斉にエンジンスタートが始った。


Grumman FM2 Wildcat (86711)




Grumman F6F-3 Hellcat (40467)



↑米海軍VF-6 所属の Lt Alexander Vraciu 搭乗機


Gurmman F8F-2P Bearcat (121714)




Goodyear FG-1D Corsair (88297)



↑チャンスボート F4U コルセアと言いたい所だが、
正確にはタイヤで有名なグッドイヤー社で量産された、
FG-1 コルセアです。英海軍1850 Sqn 塗装。


集合時間が迫っていたのでショー最後の展示
大編隊飛行は撮れませんでした・・・(涙)




美しい田園風景にレシプロ・ミュージックが響き、
ウォーバーズ達が大空に舞う "Flying Legends"
素晴らしいエアショーでした。



"フライング・レジェンド 2008" のレポートを終わります。


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